陶芸教室
無二窯では陶芸教室も行なっています。
長年作家として培ってきた技術や知識、経験をもとに、
丁寧な指導、アドバイスを心がけております。
現在も初心者の方から30年以上通われるベテランの生徒さんまで
「自分だけの作品づくり」を楽しまれています。
陶芸教室(レギュラーコース)
定期的に通っていただき、成形〜釉薬掛けまでご自身で行っていただけるコースです。
(※乾燥、焼成は無二窯にて行います。)
初心者のためのカリキュラムもありますので、これから始める方にも楽しんでいただけます。
基礎から丁寧に指導。造る喜びと日常生活で使う楽しみを味わうことができます。
レッスン用に赤、白2種類の粘土と、釉薬(うわぐすり)14種と白化粧土(白絵土)を用意しています。
焼成は焼き上がりにより変化をもたらす還元焼成によって行います。
持参物:汚れても良い服装、エプロン
道具セット(お持ちてでない方は初回レッスン時に当陶房にてご注文していただけます)
焼き上がった作品を持って帰る袋など(焼成後)
クラス・費用について
土くれの会
毎月第1,2,3日曜のうち、都合の良い1日
10:00~15:30(昼休み12:00~13:00)
受講料:12,000円/月
受講料と粘土2kg分迄の焼成費を含む。(粘土代は別途)
粘土2kgを超えた場合は、超えた分の焼成費を別途いただきます。
入会費:5,000円
別途費用
粘土代:100gあたり15円
追加焼成費:100gあたり300円
(粘土2kg分を超えた場合)
休会費:2,000円/月
※都合により日程等変更する場合がございます。
風の会 Aクラス
毎月第2,4木曜
10:00〜12:00
受講料:23,000円
6ヶ月分前納(4月~9月、10月~3月)
入会費:3,000円
別途費用
粘土代:100gあたり15円
焼成費(焼成後に納入。例:めし碗小で1,200円程度)
※都合により日程等変更する場合がございます。
風の会 Bクラス
毎月第2,4金曜
10:00~12:00
受講料:23,000円
6ヶ月分前納(4月~9月、10月~3月)
入会費:3,000円
別途費用
粘土代:100gあたり15円
焼成費(焼成後に納入。例:めし碗小で1,200円程度)
※都合により日程等変更する場合がございます。
風の会 Cクラス
毎月第2,4金曜
13:30~15:30
受講料:23,000円
6ヶ月分前納(4月~9月、10月~3月)
入会費:3,000円
別途費用
粘土代:100gあたり15円
焼成費(焼成後に納入。例:めし碗小で1,200円程度)
※都合により日程等変更する場合がございます。
その他費用について
小道具(お持ちでない方)
コテ5種、カギベラ2種、ヘラ2種、竹ベラ、粘土切り、金弓、針、セーム皮、図案筆3本
上記全てのセットの場合、10,500円(税込)
卓上ろくろは当窯に常備しております。
体験教室
2名以上の体験教室も承ります。
大人の方はもちろんお子様でもご参加いただけます。
日時は随時相談の上決定します。お気軽にご相談ください。
※釉薬掛けは素焼き後に行いますので、1回のみの体験教室の場合、成形のみ行なっていただきます。(削り、乾燥、釉がけ、焼成等は無二窯にて行います。)
※削りや釉掛けも行う場合は各1日ずつ期間を開けて行います(間に乾燥期間や焼成が必要です。)
作品が出来上がったらその旨ご連絡いたしますので、受け取りにきてください。
※御希望日の3〜4日前までにご連絡ください。(場合によりご希望に添えない場合がございます)
参加人数:2~8名
時間:2時間程度
費用:5,000円/1名
作るもの:マグカップ等、1人1点
仕上げ、焼成は当窯にて行います。
陶器ができるまでの流れ
まずは材料の粘土を準備していきます。
粘土は部分部分によって密度や含んでいる水分が違うので、そのままだと乾燥や焼成の時に歪んだり割れたりしやすいです。これをしっかり練って均一にします。
また、粘土には気泡が混ざっており、そのまま成形して焼くと、気泡内の空気が膨張したりして作品が割れてしまうことがありますので、土練りの際に粘土中の空気をしっかり外に出してやります。
土練り〜成形の際は、服に土が着くことがあるので、汚れても大丈夫な服装で行いましょう。エプロンなども用意しておくと良いです。
練り上がった粘土を使って作品の形を作っていきます。粘土が乾いてしまわないように注意しながら行います。
陶芸といえばろくろをイメージされる方が多いかもしれませんが、手びねり、紐づくり、たたらなど、作るものによって様々な手法があります。
当教室では、紐づくりを中心にひねり、たたらなども行います。希望があればろくろも指導します。
まずは大まかなイメージから形にして、だんだん思い描く形にしていきます。模様を彫ったり石膏判などで模様を押し付けたりする場合はこの段階で行います。
成形したての作品は柔らかいので、水分を少し抜くために一度適度に乾燥させてから削ります。
高台や細工部分の削りや、厚みができて重たくなっている部分など、作品の味や風合いを損ねてしまわないように気をつけて削っていきます。
削りが済んだら素焼きに向けてしっかり乾燥させます。
部分によって乾き方が違いすぎると、歪みや割れの原因になるので、乾燥の進みにムラがでないようにします。
大きな作品や細かな細工がある場合などは、割れたり歪んだりしやすいので、乾かし方にも工夫が必要です。
すっかり乾燥したら、800℃程度で素焼きをします。
「生がけ」という方法もありますが、タイミングがむづかしいので通常は素焼きをしてから釉かけを行います。
また、乾燥だけではとりきれない水分もここでしっかり飛ばしてしまいます。
ディフューザーや一部楽器など、素焼きの状態で完成するものもあります。
素焼きが済んだら、絵の具や釉薬を使って作品に「いろづけ」していきます。
陶芸で使う絵の具や釉薬は、焼く前と後では見た目が全くちがうので、出来上がりをある程度想像して釉薬を選びます。
勿論、土の種類(赤、白、細、粗)や焼成の具合によっても焼きあがった色、風合いが変わります。
素焼き後の陶器はぐんぐん水分を吸収します。事前にイメージをしておいて、手早く一気に行います。
釉掛けをした作品を窯詰めして、いよいよ本焼きです。
窯の性格、窯の中の位置や火の通り方、酸素の加わり方など、様々な要素で仕上がりの色味や質感などが変わってきます。
焼きあがって窯が冷めて開くまでは、どんな作品になっているのか詳細にはわかりません。これを楽しむのも焼き物の醍醐味のひとつですね。
陶芸は土や水、火など、多くは自然の力で行われるので、良くも悪くも意図しないことがたくさん起こります。それらも全部楽しんでしまいましょう。
高温になった窯と作品をゆっくり冷ましたら、窯を開けて作品の出来上がりです。
と言っても、陶器は使い込んでいけばいくほど表情が変化していくので、本当の完成はもっと先かもしれません。
自分だけの作品を作って、使って育てていくのもいいですね。
ながく丁寧に使った陶器は、焼き上がったばかりのものとは違う風合いを持つことがあります。これも陶器の面白さのひとつですね。
所在地
無二窯:広島県東広島市西条町寺家3713
・最寄り駅:JR 寺家駅(徒歩6分)
・駐車場有